前回のお話では、元極功法には様々な中国の気功法が活かされていることがわかりました。
シリーズ2回目は、元極功法「六神秘功」において、中国の気功法「六字訣」がどのように働き、転用されているのかを解説します。
=====
古典的な気功法と六神秘功について 3 六字訣
2018年12月28日
六字訣
一つ一つの臓器に対する状況の変化を図ります。
悪いものの吐き出しを高めます。
臓器の作用を高めて、邪気の吐き出しを作用させています。
吐き出す時の言葉の力により、 臓器を振るわせるように振動させ、
震えるように細胞に働きかけることで邪気を吐き出します。
意念の力により吐き出す効果を高めています。
Q 声の振動と体の動きとを同期させることで
邪気を吐き出しやすくしているのですか ?
A 邪気にとって、吐き出す力を与えることの重要性は高いものです。
邪気排出の最大の効果は、振動と振動に伴う促しの作用を、
同時に体の動きを使って働きかけることが効果を高めているのです。
古典的な気功法と六神秘功について 4 六字訣
2018年12月29日
それでは六字訣の排出する力をどのように六神秘功に転用するのか、お話しましょう。
六字訣の転用
六神秘功における六字訣の働きについてお伝えします。
六字訣には、言の葉の響きを利用して、響かせて邪気を排出する働きがあります。
そのため働きとしては、六字訣のような小さな響きではなく、
日之本元極の十二字真言における、とてつもない響き、
言の葉 の言霊の力を使った響きの力による排出を
促す力として転用します。
六字訣における言葉の響きを転じさせ、 十二字真言の言霊の響き、
言の葉の響きを最大限に活かし、排出効果を高めるという点において転用したいと思います。
また、 転用に至る上で言霊の力を駆使し、 六字訣の独特の働きである振動と
排出する力を、修練者がかつて体感的に刺激が強いと感じたことがありましたが、
現在は意図的に我々がコントロールしています。
六字訣の修練をしてきた者にとっては、
効果が現れる上で刺激が強いと思われるようなことがありました。
しかしながら、そういった悪い点に関しては、我々のコントロール下において
排除し良いところだけを使うように日之本元極の六神秘功には転じています。
六字訣の働きには、体の動きと連動させた 邪気排出効果があります。
それはエネルギーの取り入れがあってこその条件ではありますが、
六字訣による排出の効果には響ということがあり、
さらに体の動きとともに合わせることで排出を高めている効果があるのです。
六神秘功では体を動かすという行為はありませんが、
六字訣による体の動きと連動させて邪気を排出させているという、
その特徴は受け継がれるようにしています。