前回は、芸術の秋にちなんで「写真と意識とエネルギー」をお伝えしましたが、今回は食欲の秋にまつわる、食に関するブログを紹介します。

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2009年1月25日、26日 <気功講義>

脂肪を身体に効率よく貯めるように、身体の組織は優先的に働こうとしています。
しかし、活動力が勝る場合には筋肉を、内臓にエネルギーが必要な場合には内臓に、というように、その時のその人の体調を維持するのに相応しいように、身体での配分が決まっています。
ですから、脂肪を優先的に貯めようとする働きは、そればかりが優先される訳ではありません。

食事の回数は、現在の生活からすると三回が望ましいということになりますが、これは、一回でも二回でも構わないわけです。
生活スタイルによって、その生活を支えていく食事の回数を定めていけばいいのです。
それで、全く問題はありません。
ただし、空腹感を満たしていく、楽しく食事をすることを考えれば、現在の三回が望ましいでしょうというわけです。

食事の回数を多くすれば多くするほど、その食事の吸収量というのは、少なくなります。
回数を少なくすれば、少なくするほど、食事の内容物の吸収量は、多くなります。
それは、空腹時間が長いために、身体が食物を待ちかねている状態を創るわけです。

お腹がすいて、身体に栄養が足りないという知らせが、身体の全細胞に行き渡っているわけですから、エネルギーが欲しいという情報に基づいて、身体に少しでも吸収していこうという信号が隅々まで行き渡ります。
ですから、回数を少なくすれば、食べる量も少なくすることが出来るのです。
しかし、現代の生活リズム、食生活レベル、文化ということから、考えると今のままの三回を続けていけばよいのです。

人というのは、周りと同じ生活をしているとストレスを感じないけれども、周囲の人達と違う行動を取るということで、ストレスを感じてしまいます。
人と 違った生活をして、わざわざストレスを創り出す必要はありません。
或いは今の生活スタイルを変えるということ自体が、ストレスになってしまいます。
ですから、標準的な生活スタイルを保って、その延長線上で、生活を整えることが必要でしょう。

食事の回数を減らすことによって、脂肪に変化が起きるかどうかは、明言が出来ません。
それは一度に食べる総量や、その人の運動のレベルによって相違しますから、明言出来ないのです。
しかし、吸収しやすいかどうかという点では、回数を多くすれば多くするほど吸収率は悪くなり、少なくすれば少なくするほど吸収が良くなるといえます。

つづく。。