増田庸文のブログ、今年最後の配信となります。
元極功法の始まりから日之本元極へと引き継がれた過程と、その意味について書かれています。
すでに講座のテキストなどで何度も目にしていると思いますが、一年の締めくくりに今一度確認したい内容です。

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2008年10月31日 <伝統>

元極功法は既に言及されている様に、人としての沿革において、中国、元・金代の太一道に端を発したものです。
太一道で二十数代続いた後、明の時代、普善禅師により元極道へと道を拡げました。
以後、張志祥先生に至るまで、五代に渡って引き継がれてきました。

そして日本へとバトンタッチされたわけですが、この流れの中で、一貫して「一子相伝」の掟は貫かれてきています。

更に、道教から始まったこの教えは、道教という一宗教に縛られることなく儒教、仏教をも、その柱とし、諸子百家の長を取り入れ、短を廃し、功力を増してきました。
日本に継がれたことで、神道の奥深さも身に着け、万全の功法へと登り詰めたわけです。

この元極功法の伝統は、単に八百数十年の人による継承に留まらず、つまり中国から日本へという次元のことだけではないのです。
これは、有史以前からの神の計画によって、神々の手で人を使い、世界へ広めるという事が実行された結果だということです。

講座の「階ヒト」の段階でどうしても知らせておきたいことは、この功法の数々は、伝統的な手法によって伝えられたものであり、この元極功法は、神の意図によって脈々と受け継がれて、今、「日之本元極に引き渡された」という点です。

それは、中国であるとか、日本であるとか、(そういう宗教的な土台は借りて使われいるものの)国、人、国境に関係なく脈々と受け継がれてきたということをしっかりと受け止めて戴きたいのです。
単に、「中国の伝統が日本に受け継がれている。」だけではありません。

このことは、「世界に拡げる為の功法」として、もっと広く必然的な流れとして日本で受け継がれているのですから、国境を越えた功法であると認識して欲しいのです。