増田先生の気功講義「元極功法」をシリーズでお届けしています。

しかし、私はその功法を最初見た瞬間から、何故だか「これは私にもできる。」と思いました。
実際蓮花山内のホテルの一室に帰ってから、何人かに向かって確認してみましたが、きちんと出来ていました。

帰国後もお遊びでたびたび真似事をしていましたが、よくよく考えてみるとすごい功法ではあるが、実際的なメリットがあまりないのではないかという疑問が湧いてきました。
実際の鍼を使わないのですから、鍼の費用はかかりません。
鍼の使い回しがあり得ないので、エイズやC型肝炎の感染はありません。
しかし、現在はほとんど鍼の使い回しをしませんから、これもメリットとはなりえません。
実際に鍼を打つのと同様、ツボに一本一本打って行くわけですから、同じように時間はかかります。

そこで私はどうせ意念で打つのであるから、必要な箇所に全部を同時に打ったらどうかと思いました。
悲しいかな私には鍼や経絡、ツボの知識がほとんど有りません。
そこでよく鍼のことに精通している達人に聞けばいいのではと思いました。
さらに鍼を打つ技法も何もかも知らないのだから、技術に長けた鍼灸師に手を貸してもらえばいいのではないかと考えました。
 
私の知っている鍼の達人といえば、「馬礼堂――ばれいどう・マーリータン」しかいませんでしたから、その人に頼むことにしました。

馬礼堂は中国の気功家で、「六字訣」という功法を整理し広めた太極拳の達人でもあります。
「馬八鍼(マー・ハッシン)」と言って「馬先生が八本の鍼をもてば治らない病気はない」と聞いていました。そしてその馬先生の知識と技術に対応できる鍼灸師多く集めて、同時に多くの鍼を打つ仕事を頼もうと思いました。

つづく

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